ボールは大きく分けると、ウレタンカバーアイオノマーカバーの二種類に分類可能です。ウレタンカバーカバー自体を薄くすることが出来るので、コアの設計自由度が上がり、様々なタイプのボールを作ることが出来ます。コアが硬いものが多く、打感はヘッドスピードの遅い人にとっては硬めになりやすいです。逆にヘッドスピードが速い人にとってはそこまで硬くは感じにくい物もあります。ウレタン自体は、薄くて柔らかいので1ラウンド使用すると傷だらけになります。そのため定期的に交換する必要があります。傷つくまでロスとしなければ、の話ですが。

アイオノマーカバーは、プラスチックのような硬いカバーで、それ自体が厚いので耐久性が高い反面スピン性能が低いです。外が硬くて中が柔らかいというイメージを持つと良いと思います。これにより打感はヘッドスピードが低くても柔らかく感じやすいです。決して性能が低い物ばかりではありません。特に、近年では飛距離特化型のアイオノマーカバーボールが登場しています。スリクソンX²やブリヂストン ツアーB JGR、ボルビックXTなどです。スリクソンX²とボルビックXTはドラコンのために設計されたボールで実績も多数。実際に私もコースで試しましたが、飛距離性能は抜群です。

逆に、私が使用しているかなりスピンがかかりやすいアイアンでも、これらの飛距離系ボールは止まらないので、アイアンでスピンを求めるのであれば、ボールをウレタンカバーにするだけでもかなりの効果が期待できます。また、ウレタンカバーの中でも様々な性能があります。ウレタンカバーのツアーボールで迷った場合、見るべきポイントは弾道の高さだと考えています。これは、ドライバーの弾道の高さのことです。店頭に簡単なボールの説明があるのを見たことがあると思いますが、ほぼあの説明通りと思ってもらって大丈夫です。どうしても、使いたいドライバーがあって、弾道データに若干懸念が残っている場合でも、ボールで補うことが出来ますから、そんな風に付き合ってみると良いかもしれません。

とにかく、“最新ドライバーよりも最新ボール”というのをお忘れなく

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